今様々な意味で曲がり角に来ていると言われるキリスト教ジャーナリズムの世界、その中で長年編集者として活躍してきた人々を招いて、その経験と知見から、現在の日本の社会、出版界の情況について率直な批判と提言をしてもらおうという企画です。従来編集者は、言わば黒子の役割に徹して、表立って発言することを控えることが多かったのですが、その枠を外して、率直な本音を聞き出そうというわけです。各回とも質問者を立て、参加者も加えて活発な議論をしたいと願っています。第1回の柴崎聰さんに引き続き、第2回は、長年岩波書店で『岩波版旧新約聖書』などの編集に携わり、現在はぷねうま舎の社長として、宗教・哲学思想・文学に関わる意欲的な書籍を多数出版されている中川和夫さんをお招きします。どうぞ是非お集まりください。