LGBTQ+(プラス)のクリスチャンは、聖書の中に希望と慰め、霊的な糧を見出しています。他のクリスチ
ャンが、聖書を根拠に、LGBTQ+(プラス)のクリスチャンの教会での居場所を否定することは、LGBTQ+(プ
ラス)のクリスチャンにとって、とても辛いことになります。私と共に聖書をより深く読み解いてみませ
んか。
神は人間を「男と女」(創世記 1:27)に創造されたことによって、男と女の間に厳格な境界を設けら
れたのでしょうか。神は、同性愛の罪のためにソドムとゴモラを滅ぼしたのでしょうか(創世記 19 章)。
思慮深きキリスト者は現代なお、成人男性との性交渉を強要される少年を処刑するような倫理観(レビ
18:22、20:13)をまだ維持し続けたいと願っているというのでしょうか。男性同士の性的関係を禁止して
いる背景にはどのような倫理観があるのでしょうか。また、パウロが女性同士の性的関係や男性同士の
性的関係を否定した背景にはどのようなジェンダー理解があったのでしょうか (ローマ 1 :27)。現代の
キリスト教徒は、女性を男性に従属すべき生まれながらの受動的な存在と見なすことを望むのでしょうか。
最後に、女性が女性と結婚することに関する初期キリスト教や古代ユダヤ教の文献をいくつか紹
介し、これらのテキストを理解するためのいくつかの方法を提案します。どうぞ、ご参加ください。
2023年6月13日 (火) 18:30〜20:00
場 所:早稲田奉仕園または、ZOOMによるオンライン参加
参加費:1,500円 学生500円
今回のみ参加可能。
◎「マルコ福音書をジックリと読む 第6期」受講生の方は無料です。
早稲田奉仕園ホームページ(上記)「Program キリスト教講座」よりお申し込みください。〈参加費は、申込後の案内によりお振り込みをお願いします〉
<講師プロフィール>
ベルナデッテ・J・ブルーテン(Bernadette J. Brooten) 氏
ブランダイス大学名誉教授
ブランダイス大学名誉教授、学術博士・神学博士
ローマ世界におけるユダヤ教とキリスト教の女性史、古代地中海における
女性同性愛者、初期キリスト教における奴隷制度、性的暴力について研究を
している。現在はフェミニスト性倫理研究プロジェクト(FSEP)
(https://www.brandeis.edu/projects/fse/)のディレクターを務める。これまで、ク
レアモント神学院、クレアモント大学院、チュービンゲン大学、ハーバード大
学、オスロ大学、ウィリアムズ・カレッジで教鞭をとる。マッカーサーフェローシ
ップの他、ハーバード・ロースクール、フルブライト財団、全米人文科学基
金、イスラエル高等研究院などから、フェローシップ賞(功労賞)を授与され
ている。
著作として Women Leaders in the Ancient Synagogue: Inscriptional
Evidence and Background Issues (1982; 2020); Love Between Women: Early
Christian Responses to Female Homoeroticism (1996; 2020)他多数。